金沢伝統銘菓【柴舟】とは・・・生姜と砂糖を煎餅に塗った、上品で落ち着いた煎餅です。甘いながらもサッパリとした口当たり、生姜の深い味わいが手を休ませません。日本の心をくすぐってくれるお菓子です。
コクと旨味がある国産の生姜と、厳選された高価な砂糖をたっぷりと使っています。丁寧に1枚1枚生姜たれを付け、徹底した管理の元、乾燥していきます。
生姜たれの製造方法は、創業以来変わらぬ伝統の味です。甘いながらもサッパリとした口当たり、生姜の深い味わいが手を休ませません。日本の心をくすぐります。
しっとりとした上品な雰囲気と味わい、そして珍しい長い賞味期限から、色々な場で役立つお菓子です。
柴舟の歴史
柴舟とは、柴を売りにくる川舟のことです。
犀川と浅野川の川上から川下へ。
竹の棹一本で、すうっと滑るように川を下りてくる舟には、はみ出るほどに積まれた柴とほっかむりをした舟頭さん。
昔は日常的に見られたその舟の形に似せるように、煎餅を反らし生姜汁と砂糖を塗って、甘くて辛い味に仕上げたのが、金沢名物「生姜煎餅」です。
二つの川の水量が減り、柴の需要がなくなり、柴舟もいつの間にか通らなくなりました。
それでも甘くて辛い生姜煎餅の味は今もそのまま胸にしみ込み、懐かしさを思わせる味として受け継がれています。
柴舟のできるまで
一晩寝かせた生地を型に流し込み、鉄板で挟み込み回転させながら両面をじっくり焼いていきます。
柴舟の反った形にするため、まだ熱い状態の柴舟をプレスして形を整えます。
綺麗な黄金色に焼き上がりました。
特製の甘辛生姜タレに、両面たっぷりつけます。
生姜砂糖につけた柴舟を重ならないように並べていきます。
一度半乾燥させて並べなおしてから、本乾燥させます。
乾燥した柴舟を、一枚一枚個包装します。
個包装された柴舟は、他の袋に入れられ出荷されます。
店主からひとこと
お伝えします。
金澤本物の味文化を!!
金澤本物の味技加州金澤の柴舟
私どもは、幼い頃からの本来の姿のおせんべい 柴舟でございます。
この素朴な風味は名物と申し、又逸品の菓子文化の元祖であります。
吟味された原料をもって特殊な製法による柴舟
老いも若き人達にもこよなく愛されて来た柴舟。
街の暮らしの中から育まれた味で心あたたまるおもてなしを
ゆかしさと
まごころ伝わる贈りもの
手作り銘菓 柴舟